現代人は外出の際に鍵を持ち歩くことが習慣になっている。自宅、マイカー、職場の鍵など、少ない人でも3個程度、多い人になれば10個近い鍵を所持している。鍵は財産を守るためのツールであり、大切な所有物には必ず鍵が付いている。
それだけ重要な「鍵」ではあるが、日本の鍵市場は、車載用を除くと、年間500億円前後とみられている。大切なツールのわりに市場規模が小さいのは、鍵は建物が新築された際に取り付けると、その後の交換需要が少ないためである。賃貸物件で、入居者が入れ替わる際の鍵交換でも、費用は10,000円~15,000円で、それほど高いわけではない。日本の鍵メーカーでは、美和ロック(1945年創業)とGOAL(1914創業)の2社で、国内シェアの9割以上を長らく握っている。
Source: 起業3
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