コミュニケーションの新潮流? 「クラフトPR」って聞いたことある人、手挙げてー!
今、本当の意味での広告とPR、言い換えればクリエーティブとPRの本質的連携、融合が求められる時代となっている。そんな新たなステージで新機軸の提案を行うために立ち上げられた「dentsu CRAFTPR Laboratory」について、電通パブリックリレーションズの井口理氏と電通のクリエーターの橋本怜悦氏が語った。
左から電通・橋本怜悦氏、電通パブリックリレーションズ・井口理氏
Q:「クラフトPR」という言葉の出自は?
井口:「聞いたことある人、手挙げてー」と書きましたが、造語なんで誰も手、上げてないですよね、多分。(笑)実はこれは2019年のカンヌライオンズで、PR部門の審査委員長が「PR is a Craft, Not a Channel」と語ったところからきています。その意味においてはいろんな解釈があると思いますが、われわれはこれを「メディアを含む第三者経由のアプローチだけがPRの主戦場ではない」ということを言い表したのだと受け取りました。そういう「限定されたチャネル」ではないということです。
昨今、PRに関心が高まる一方で「PR=パブリシティー」という一元的な理解が蔓延してしまっていて正直「これはヤバい」と思っています。「パブリシティー」はPRにおけるひとつの手法でしかありません。PRは広告も含めたさまざまなソリューションを駆使して
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