「スマートなオートメーションで、パーソナルケアの世界を簡素化」することを目指すCoral(コーラル)は、その実現のために430万ドル(約4億7000万円)を調達した。最終目標は何なのか。それは爪にマニキュアを塗ってくれる家庭用の完全自動マシンだ。指を突っ込んで押す。数秒間待てば、爪にマニキュアをきれいに塗って乾燥までしてくれる。会話の中で、何度も「キューリグのコーヒーマシンです。ただし爪のね」という表現が出ていた。
会社が設立されて間もない。実際に機能するマシンはあるが、彼らはそれがまだプロトタイプだという。
そのため、細部についてはまだまだ秘密が多い。どんな仕組みなのか、詳しくは話してくれなかった。彼らが教えてくれたのは、一度に塗れるのは1つの指だけで、すべての指を乾燥まで仕上げるのに10分かかるということだ。マニキュアに耐久性を持たせつつ乾燥の短縮できているのは、Coral独自のネイルポリッシュのおかげだ。だから、一般的なネイルポリッシュを機械にセットしても無駄だ。Coralのポリッシュはポッド入りで販売される(だからキューリグに例えられる)。ポッドは個別に買うこともできるが、定期購入もできる。マシンの中にはカメラがあり、独自のコンピュータービジョンのアルゴリズムが機能して、正確にマニキュアを塗ることができる。はみ出した箇所を処置後に自分で拭くといった手間はかからない。
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