東京で「アイヌ クラフツ」を売る!地産外商のプロジェクトプロデュース
阿寒湖アイヌ工芸作家とセレクトショップBEAMSのレーベル「fennica(フェニカ )」とのプロジェクト。
前回までに「地産外商」を目指すに至った地域の課題背景や、アイヌ文化が受け継いできたサステナブルな価値観をコアに据えプロジェクトを駆動する「チーミング」についてお伝えしてきました。
第3回では、ビジョンを具現化するための施策と、そこに見いだされる「地域活性化への示唆」をご紹介していきます。カギとなるのは、地域と外部との新しい座組みと、プレーヤーのモチベーションビルディングです。
fennicaビームスとの出合いがブレークスルー
「既存品にマークを貼るような、うわべだけのコラボはしません」。fennicaディレクターの北村恵子さんが、われわれとの最初の対面で言われたことです。プロジェクト具現化のための協業を、日本のカルチャー発信に注力しているビームスに打診したところ、fennicaとの取り組みを提案いただきました。さまざまなライフスタイル提案を行っているビームスにおいて、fennicaは世界各地のクラフトを見いだし、高いレベルでビジネスとしているレーベルです。
「作家の方々と向き合い、時間をかけて対話しながら、私たちがつくってほしいものであり、作家のつくりたいものを目指したい」。北村さんの言葉は、各地の工芸作家と向き合い続けてきたfen
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