ブロックチェーンはメディアのマネタイズにいかに寄与するのか
日本最大級のブロックチェーンカンファレンス「b.tokyo2019」が10月2、3の両日、ホテル雅叙園東京で開催された。
ブロックチェーンのような“分散型台帳技術”は、メディアビジネスにどんな影響を与え、どんなマネタイズを生むのだろうか。
3日に行われた「ブロックチェーンから始まる『メディアのマネタイズ革命』」と題したセッションでは、渡辺大和氏(電通イノベーションイニシアティブ・プロデューサー)、松原裕樹氏(Link-U代表取締役)、古田大輔氏(ジャーナリスト/メディアコラボ代表)、モデレーターとして久保田大海氏(CoinDesk Japanコンテンツプロデューサー)が登壇。
ブロックチェーン技術を応用したメディアの新たな収益化手段について、それぞれの立場から熱いディスカッションを繰り広げた。
ニュースメディアが窮地に追い込まれている理由とは
今世界中で、「インターネット時代にニュースメディアはどう生き残るのか」が議論されている。ニュースメディアは窮地に追い込まれているのだ。その要因は二つある。
一つは「信頼性の揺らぎ」。多くのニュースが発信される中でニュースメディアの信頼性は相対化され、むしろ攻撃の対象となってしまっている。
そして、もう一つが「収益性を維持することの難しさ」だ。ニュースメディア
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