近年、事業の成長に必要な資金をベンチャーキャピタルから調達し、将来株式上場を目指すベンチャー企業やスタートアップ企業が増えています。
ベンチャーキャピタルから資金調達する目的
ベンチャーキャピタルは、高成長が期待できる未上場企業に出資します。出資先企業が株式上場を果たした場合に出資により手にした株式を売却し、元の出資額と上場後の売却額との差額(キャピタルゲイン)を得ることを目的としています。
出資という形式を取るため、資金調達後の返済は必要ありません。
加えて、経営に関するノウハウや事業提携が可能な企業情報などを得ることもできます。事業の実績や担保、保証能力のないベンチャー企業やスタートアップ企業にとっては魅力的な資金調達先となっています。
ベンチャーキャピタルから資金調達する際に必要な資料
ベンチャーキャピタルは、将来株式を上場できる期待が持てるかどうかで出資の判断を行います。そのために、以下のようなことを確認します。
・事業の目的が適切であるかどうか
・きちんとした経営基盤が存在するかどうか
・事業成長への道筋が描けているかどうか
ベンチャーキャピタルから要求される資料の内容はケースバイケースですが、一般的に以下の資料提出を求められます。
・事業内容が分かる書類(定款、会社案内など)
・企業概要が分かる書類(組織図、役員経歴書、株主名簿、登記簿謄など)
・財務情報が分かる書類
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