コミュ障が面接を突破するには
人前に出ると極度に緊張し、うまくコミュニケーションが取れない……。そんな悩みを持つ人もいるでしょう。「コミュ障」の人が採用面接で思ったような対応ができないと、人生を左右しかねません。面接の場で許されるギリギリの方法について、人材研究所代表・曽和利光氏がアドバイスします。
コミュニケーションが苦手な人のことを、「コミュ障」と呼ぶことが若者を中心に定着しています。実際の障害の有無とは別の俗称ですが、日本人は対人緊張度の高い人が多く、コミュ障を自称する人もたくさんいます。
かなり訓練したのでいまでこそ何とかなっていますが、実は私もコミュ障でした。人と話がちゃんとできない。話をきちんと聞けない。言いたいことが伝わらない。人といるととても緊張してしまう等々。今でも家庭では話が通じないと、妻にいつも怒られています。
そういう人は、なべて面接など大の苦手ではないでしょうか。各種研究で分かっているように、面接はさほど精度の高い選考ではありません。しかし現状では選考における面接の比重は高く、面接が苦手なだけで世に出ていけない人がいるおそれもあります。
これはおかしなことだと思いますが、この慣習をすぐに変えることは難しく、応募者側で対策を考えざるを得ません。そこで今回は「コミュ障」の人たちが面接を突破するためにどうすればよいのか、考えてみたいと思います。(文:人材研究所代
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