変化が著しく、かつ様々な分野において最先端の取り組みがなされるアメリカ。ここでは、在米30年で、これまで数々の日系企業の米国進出をサポートしてきた、VUELOO inc. COO&CMO の代表 岩瀬昌美氏による現地レポートをシリーズでお伝えします。売り場、現場の最前線で何が起きているのかはもちろん、いまなお米国に在住しているからこそ分かる生活者の反応や日本市場との対比なども交えてお届けします。
11回目は、米国の最新日本食事情について、実際に成功し、設けているのは誰なのかについて伝えます。
日本人がオーナーの日本食レストランは10%以下?
ここアメリカで「日本食ブーム」と言われて久しく、アメリカ人はウニや青魚を食べないと言うのは、もう10年ひと昔の話になりました。そしていま、アメリカでの日本食は、日本で独自の進化を遂げたバレンタインデーのように、大きな進化を遂げています。
現在アメリカには2万件を超える日本食レストランがありますが、その中でオーナーが日本人であるお店はわずか10%にも満たないのが現状なのです(ちなみに韓国レストランや中華系レストランは多分その逆のほとんどが自国人です)。なぜ、日本人以外のオーナーが日本食レストランをうんえいするのでしょうか? それは、ズバリ儲かるからなのです!
以前ニュージャージに住んでいた時のことです。中華料理のオーナーが隣に日本食のレ
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