スマホ中学生とテレビ視聴~東京大学との共同調査から
突然ですが…
高校生以上のメディアトレンドを調査したものは結構多く見かけますが、「中学生」について調べたものって意外と少なくないですか?
電通メディアイノベーションラボでは、東京大学の橋元良明教授と共同で、若年層のメディア接触や情報行動について研究を続けています(参考:ウェブ電通報記事「0歳児からスマホ」の時代)。今回は、この産学協同で、これまであまりスポットライトの当たることのなかった「中学生」についてご紹介します。
私たちは2019年7月、スマホを利用している中学生(以下、「スマホ中学生」)のオフタイムについて知る目的で、平日の帰宅後にフォーカスした調査(以下、本調査)を行いました。ちなみに、電通のデータベース「d-campX(2019)」によると、中学生の7割は既にスマホを保有しています。彼らの数値を比較する対象として、10歳上の先輩世代(23~25歳の社会人。以下、社会人)へも同じ質問を行っています。
今回は、彼らのメディア接触、特にテレビとの関わりを中心に、注目すべきファインディングスをご紹介したいと思います。なお、本調査は平日の2日間、17時台~25時台の帰宅以降の自宅内行動について調査しています(塾などへ再外出した場合、最終の帰宅以降)。
スマホ利用時間がテレビを上回る!
初めに、スマホ中学生が「スマホで多
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