「職業に貴賤なし」とは、江戸時代の思想家・倫理学者である石田梅岩の教えであるそうだが、日頃、多様な事業を営まれている経営者の皆さんと接していると、まさにこの言葉の通りであると実感することが多い。
段ボール製品を製造されている人、お弁当を作っている人、美容室を営んでいる人、トラック輸送をしている人、ラーメン・餃子を提供されている人、介護事業に携わっている人、衣料品を販売している人、派遣事業をされている人・・・等々、様々な分野でそれぞれが役割を担ってくれているからこそ、私たちは豊かな社会で暮らせている。
“働き方改革で生産性向上”という最近のトレンドに貢献できているのか自信はないが、我々のような(語弊があるので「私」と言い換えるべきか)社会保険労務士も社会の発展に微力ながらも力を尽くしているつもりだ。
永田町から見た“不夜城”霞ヶ関方面(写真AC:編集部)
その意識は、頭脳明晰で優秀な国家公務員は更に高位にあるはずで、今春入省した国家公務員合同初任研修開講式で安倍総理が「次の時代を創る気概を持って」と激励したことを胸に抱きつつ、毎日、粉骨砕身しているのであろう。
国家公務員には労働基準法が適用されない
働き方改革元年の今年、労働基準法が改正され、時間外労働の上限違反に罰則が科されることとなった。働く上での基本的な決まり事を定めた同法は、一般の民間企業で働く労働者には当然に適用されるが、
社労士視点で見た森ゆうこ氏騒動:野党には安全配慮すらないのか
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