中国の自律航空機メーカーのEHangは、1億ドル(約110億円)の新規株式公開をともなう米NASDAQへの上場に必要な書類を、証券取引委員会(SEC)に提出した。同社は以前から乗客を乗せたデモ飛行を行っていたが、地元や国の規制当局からドローンを展開する許可を得て、広州で商用サービスを開始する準備を進めている。
ローンチ時には、EHangは2人乗りの垂直離着陸機(VTOL)を使用する予定である。EHangは単に機体を開発するだけでなく、最終的には完全な多数の航空機(Forbes誌によると 「数千機」)による自律輸送ネットワークを構築し、混雑した地上交通の緩和と回避に役立てようとしている。推定人口1300万人以上の広州は、その交通量に悩まされている。
同社はまた乗客サービスだけでなく、ロジスティクスや貨物輸送システムも構築している。同社は、40〜60%もの時間短縮が可能な短距離都市間輸送を提供できると考えており、規模が拡大すれば50%ものコスト削減ができると述べている。
EHangは2014年に設立され、2015年にGP Capitalが主導しGGV Capital、ZhenFund、Lebox Capital、OFC、PreAngelが参加したシリーズBラウンドで、4200万ドル(約45億円)を調達した。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)
Source: TEC
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