Sequoia Capital(セコイア・キャピタル)の創業者、Don Valentine(ドン・バレンタイン)氏が米国カリフォルニア州ウッドサイドの自宅で亡くなった。死因は老衰で、87歳だった。
同社は自社サイトにバレンタイン氏に向けた追悼文を掲載し、「シリコンバレーを築いた時代を代表するリーダーの一人」と称賛した。
ニューヨーク生まれの同氏は、フォーダム大学で化学を専攻した後、南カリフォルニアのRaytheon(レイセオン)に入社、その後同州北のベイエリアに移動し、Fairchild Semiconductor(フェアチャイルドセミコンダクター)で働きながら、仕事で出会ったテクノロジー企業にわずかな自己資金を投資するようになった。Sequoia Capitalの記載によると、バレンタイン氏はその後、設立されたばかりの投資信託会社であるCapital Groupの目に止まり、1974年には300万ドル(約3億2600万円)のベンチャーファンドの責任者に抜擢された。その資金の投資先には、Atari(アタリ)とApple(アップル)もいた。のちに同氏は、同社を率いてCisco Systems(シスコ・システムズ)をはじめとする数々の大成功企業へ投資した。
バレンタイン氏は引退年齢よりずっと早くDoug Leone(ダグ・レオーネ)氏およびMichael Moritz(マイケル・モリッ
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