必要な存在だから憲法に規定されている。
即位を宣明する天皇陛下(首相官邸YouTubeより)
今上天皇の即位を内外に宣言する「即位礼正殿の儀」が開催された。これに対して朝日新聞は社説で
天孫降臨神話に由来する高御座(たかみくら)に陛下が立ち、国民の代表である三権の長を見おろす形をとることや、いわゆる三種の神器のうち剣と璽(じ)(勾玉〈まがたま〉)が脇に置かれることに、以前から「国民主権や政教分離原則にそぐわない」との指摘があった。
と紹介し
いまの時代にふさわしい形を探ってしかるべきではなかったか
と批判する。
しかし、どうだろうか。国民主権は儀式一つで動揺するものなのだろうか。「即位礼正殿の儀」を機に国民主権は瓦解していくのだろうか。そんな「脆い」国民主権はなんの意味があるのだろうか。儀式一つで動揺する国民主権など無理して守らなくて良い。
そんなことより質問通告を遅らせたり免責特権を悪用し人権侵害を行う国会議員について論じたほうが民主主義にとってはるかに有意義である。
この「脆い」国民主権が主張される背景には天皇と国民主権を対立関係に見る憲法解釈がある。
戦後憲法学は「天皇は象徴に過ぎない」とか「象徴以外の役割を持たない」といった具合で天皇を消極的・否定的に解釈して来た。
憲法学者の「本音」は「天皇は本来、憲法に規定すべきではない」であり、彼(女)らはこの「本音」に基づき解釈
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「国民統合の象徴」は議論されているか?
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