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台風19号:田中康夫元知事や民主党政権への批判は妥当か — 井上 孝之

経済ニュース
今回の台風19号の被害を受けて、かつての長野県の田中康夫知事や民主党政権が批判されていますが、それは妥当でしょうか?
試験湛水中の八ッ場ダム(10月13日朝、国交省サイトより:編集部)
私の技術的な専門分野に「防災」が含まれているので、防災にかけるコストを考えるうえで参考になる「総費用最小化の原理」という考え方を紹介します。
この考え方は下記のグラフに集約されます。
横軸を「構造物の防災性能」とします。川の堤防や津波対策の防潮堤の高さ、ダムの貯水量、地震対策の耐震強度のように大きくするほど防災性能が高くなるものがこれに該当し、グラフの右に行くほど、防災性能は高くなります。
縦軸は防災施設の建設費用または災害時の被害額の金額とします。
青線は防災施設の建設コストを表し、コストをかけるほど防災性能は高くなるので、左下から右上に伸びるグラフとなります。
また、緑線は災害が発生したときに生じる被害額(厳密には、発生する被害額×災害が発生する確率=災害によって生じる被害額の期待値)を表し、防災性能が高いほど発生する被害は小さくなるので、左上から右下に伸びるグラフとなります。
結局、構造物の所有者(堤防のような公共物の場合はその地域の住民)は、防災設備の建設時に建設コスト(青線)を負担し、災害時には復旧費用(緑線)を負担する(あるいは災害の被害を被る)ことになるので、この合計値(赤線)が構造

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