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独ハレで銃乱射:極右過激派に漂う焦燥と「終末感」

経済ニュース
旧東独ザクセン=アンハルト州のハレ(Halle)で9日正午ごろ、27歳のドイツ人、シュテファン・Bが機関銃や爆弾で武装し、ユダヤ教のシナゴーク(会堂)を襲撃したが、シナゴークの戸を壊すことが出来ず、会堂内に侵入できなかったために、シナゴーク内の銃乱射事件は未然に防げた。ただし、犯行計画を遂行できなかったBは怒りから路上を歩いていた女性とインビス店で食事中の男性を殺害した。
ハレのシナゴークを訪ねたゼーホーファー独内相(2019年10月10日、独連邦内務省公式サイトから)
ハレのシナゴーク襲撃事件は、今年3月15日、ニュージランド(NZ)のクライストチャーチで発生したイスラム教寺院襲撃事件を想起させる。NZの事件では犯人ブレントン・タラントは半自動小銃などで金曜礼拝中のイスラム教徒に向かって乱射し、50人のイスラム教徒を殺害し、多数に重軽傷を負わせた。
NZ事件とハレの事件には酷似している点が多い。①NZ事件ではイスラム教徒にとって1週間で最も大切な「金曜礼拝」中だった。ハレのシナゴークではユダヤ人の最も重要な祝日「贖罪の日」が行われ、70人以上のユダヤ人が集まっていた(両者とも宗教的行事が行われていた時)、②前者の犯人は28歳で白人主義者。ハレの容疑者は27歳で反ユダヤ主義者、③両者とも自身の犯行をビデオで録音し、マニフェストを表明、④合法的に武器を入手している。
もう一点、看過で

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