ついにこの向こうの扉が開く。本日からあいちトリエンナーレの「表現の不自由展、その後」が再開される。まずは再開を歓迎したい。尽力した関係者には感謝する。
「表現の不自由展、その後」の再開により、展示を中止したり、展示内容を変えていたアーチストの展示も復活する。やっと完全版のあいちトリエンナーレ2019が帰ってくる。
もっとも開催期間はあとわずかである。失われてしまった時間はあまりに大きい。傷ついたのは、観客でありアーティストであることを再確認したい。
関係者の苦労は容易に想像できる。ただ、あえて言いたい。なぜ、こんなに時間がかかったのか。芸術を発表する時間、ふれる時間はひたすらすぎてしまった。
なぜこうなったのかは、何度でも検証するべきだろう。抗議と脅迫は違う。意見するのと、抑圧、検閲は違う。もっとも、「脅迫され、検閲されてかわいそう」ですますのでも、「あの展示は不愉快だ」というのでもなく、プロセスは検証するべきだ。運営側にも失策はなかったか。特に芸術監督はアーチストの側に立っていたか。
悪しき前例がいくつもできてしまった。脅迫や、補助金の交付中止などである。大きな一穴が空いてしまったことを直視したい。
芸術は国境をこえる。時代をこえる。しかし、今回、国境や時代をこえた汚点をつくってしまったのではないか。
問題を一顧だにせず、完全に彼岸化してしまうのが我が国の悪しき習慣である。この
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あいちトリエンナーレ完全版再開は遅すぎた
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