『ありがとう、「反日国家」韓国 – 文在寅は〝最高の大統領〟である!』(ワニブックス)という本を今月の下旬に刊行する。アゴラで書いてきた原稿をかなり含んでいる。
とくにこの本をだした最大の動機は、1965年に合意に達した日韓基本条約やそれに伴う請求権協定を、交渉の原点から検証していけば、国際法や国際慣習に照らし、非常識に日本に不利なものであって、韓国が卓袱台返しするならのぞむところであり、正々堂々と反撃し、とられたものは取り返すことを要求すべきだと言うことだ。
たしかに、最後の段階では、保守政権同士の合意に対し、韓国の革新派は猛反対した。日本の方は革新派が少し反対したが、その理由は主として韓国とだけ条約をむずぶことへの反対だった。
日本が譲歩しすぎて不利な条件を呑んだことへの反対は、自民党内のなかでの議論で説得されたので表に出なかっただけである。
にもかかわらず、韓国だけでなく、日本の国内の事典などでも、そのことにまったく触れていない。その背景には、日本における韓国問題の専門家の極めて大きな部分が在日韓国人だったりする特殊事情がある。そもそも、韓国語を本格的に学んでいる人のかなりの割合がそうだと思う。
しかも、通名など使われると誰がそうかも分からないし、テレビなどは、それでも足らずに韓国から日本の大学などに来て日本語ができるコメンテーターを出している。こんなことは他の国
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