先日、韓国のギャンブル事情についてアゴラに書きましたが(韓国のギャンブル依存症の現状:カジノよりも深刻なオンラインの闇)、本日は、韓国のギャンブル依存症対策について書きたいと思います。
私たちは、「Korea Center on Gambling Problem」という、ギャンブル依存症対策の中心的役割を担う機関を視察させて頂きました。(「韓国ギャンブル問題管理センター」とでも訳すのでしょうか?)今から4年ほど前にも視察させて頂いていたのですが、この度の視察で更に色々分かって参りました。
foursquareより:編集部
ここは政府が運営する機関で、それまでバラバラにとられていたギャンブル依存症対策を、中央集権的にまとめる形で、2013年に設立されました。依存症対策を直営している形になっています。あとは17カ所の民間機関、45カ所の専門医療機関と連携しているとのことでした。
ただこの中央集権的機関が直営するという機能はいまいちだと思いますね。
そうすると結局、プログラムが画一的になったり、政権にすり寄る人間が既得権を獲得したり、ギャンブル産業との利益相反問題や、ギャンブル産業への忖度が働くようになる懸念があると思います。
日本は厚生労働省を中心として依存症対策を行っている訳ですが、私が現場活動をしてきてわかったことは、なんせ日本は「とにかくどんな田舎に行っても必ずパチンコ屋さんはあ
コメント