今週サンフランシスコで開催されたTechCrunch Disrupt Battlefieldに出場したOrbit Fab(オービットファブ)が、300万ドル(約3億2000万円)のシードラウンドをクローズした。Type 1 Ventures、TechStarsなどが出資した。Orbit Fabは宇宙空間でのロボットによる燃料補給技術で勢いに乗っており、今回の資金がさらに後押しする。
今年初めに達成したあることから、Orbit Fabという名前を覚えている人もいるかもしれない。国際宇宙ステーションに水を供給した最初のスタートアップになったのだ。それ自体も成果だが、軌道上の人工衛星に燃料補給する技術にも使えることを実証する結果となった。人工衛星に燃料を補給できれば商業衛星ビジネスに与える影響は計り知れない。高価な人工衛星の運用寿命を大幅に延ばすことができるからだ。利益率が上がり、収益性の高いビジネスになる。
共同創業者のDaniel Faber(ダニエル・フェイバー)氏とJeremy Schiel(ジェレミー・シエル)氏は創業前から業界では旧知の仲で、2人とも15年以上宇宙技術ビジネスでリーダーシップを発揮する立場にいたこともあり、Orbit Fabは創業後1年も経たないうちに宇宙で使える技術を実証できた。CEOのフェイバー氏とCMOのシエル氏は、Deep Space Industri
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