韓国合同参謀本部の発表によると、2日朝7時10分ごろに北朝鮮東部から日本海へ向けて発射された飛翔体は、北朝鮮が開発中の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM) であったとのことである。これが事実だとすれば、北朝鮮は最近の一連の短距離弾道ミサイル発射に続いて。準中距離弾道ミサイルのSLBMを(試験)発射することによって、一段階エスカレーション・ラダー(軍事的緊張状態)を上げたことになる。
9月の「超大型放射砲」射撃訓練を指導する金正恩氏(朝鮮中央通信より引用)
これが、第1回目の米朝首脳会談でトランプ大統領に伝えた「米国との協議が続いているうちは、核実験や弾道ミサイルの発射は行わない」という約束を破ったことになるのかどうか。それは、トランプ大統領の胸三寸である。それにしても、なぜこのタイミングで金正恩はSLBMの発射に踏み切ったのであろうか。
今回の発射に影響を及ぼした要素として、考えられる最近の事象には次のようなものがある。
トランプ大統領が北朝鮮の度重なる短距離弾道ミサイルの発射を容認していること
韓国の文在寅大統領が日韓情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を表明したこと
9月10日に強硬派のボルトン米大統領補佐官が解任されたこと
9月14日にサウジアラビアの石油施設が攻撃されたことに対して、米国はイランが関与したと断定しながらも、イランなどに対して軍事的報復を実施しなかったこと
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北朝鮮がSLBM発射に踏み切った理由
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