原発の置かれた状況を忘却
関西電力の会長ら20人が地元の原発関連企業から、高浜町の元助役を経由して、多額の金品を受け取っていました。この報道に接した時、ぎょっとして、何事かと理解できませんでした。記者会見などで事実関係の一端が明らかになってくると、「絶句、驚愕、にわかに信じがたい」の感想がよぎりました。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=eONop2mT2jc]
「2011年から7年間で3億2千万円」とのことです。2011年といえば、3月に東日本大震災が発生し、東京電力福島原発が壊滅的な打撃を受けた時です。「こともあろうに」です。原発を巡る環境が一変し、全神経を集中して、電力事業に当たらねばならないと、気を引き締める時です。以前から続いていた金品の授受なら、普通の常識をもってすれば、ここで打ち切る時です。
関連企業、下請けや納入業者との関係も見直し、これまで以上の節度、厳しさを持ち、原発の安全性に細心の注意を払っていかなければならない。「7年間」というのは、課税か贈与の時効との関係でしょう。時効を過ぎた部分は調査の対象外にしたのでしょうか。
調査結果を待つとして、2011年からこの慣行が始まったとは、思えません。恐らく相当、以前からの慣行でしょう。現在の八木会長、岩根社長以前の経営トップに対しても、贈与があったか調査しなければなりませ
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