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内閣府「人工知能ホスピタル」プロジェクト②

経済ニュース
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医療現場では、多くの領域で人工知能やIoTが必要なですが、私が考えたAIの一部を紹介します。日本で非常に大きな課題となってきているのは、正確な画像診断・病理診断です。私は当初、画像を読んでいる人、病理を読んでいる人の頭の中にあるアルゴリズムを人工知能に組み込めばよいと思っていました。
しかし、今や、診断名と画像を大量に入力すると人工知能が自分で学習して、パターンを見つけ出し、ある程度の精度で診断はできることが分かってきました。日本はCT、MRIの人口あたりの密度は非常に高いですけれども、診断医の数が追い付いていません。病理も、病理診断医が減ってきて、スライドグラスを作っても診断できる診断医が限られてきています。
したがって、人工知能が病理診断、画像診断をある程度カバーできれば、非常に質の高い正確な診断が全国で均等にできるようになると考えています。そうなれば、遠隔地でも十分に医療の質が維持されると思っています。

それからもう一つは、ウエアラブルな装置を使ってデータを集めて、医療従事者、例えば、かかりつけ医が脈拍をモニタリングするだけでも、心房細動の兆候が分かります。無症状の心房細動のまま経過して、脳梗塞の形で症状が現れることがあります。したがって、ウエアラブルな装置で脈拍を計測し、レギュラーなのか、イレギュラーなのかで心房細動の患者さんを見つけ

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