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千葉大停電を機に考えたい電力自由化のリスク

経済ニュース
台風15号の直撃から半月が経ちました。被災された皆さまに、あらためてお見舞い申し上げます。
写真ACより:編集部
特に千葉県では大規模停電となり、被害の大きかった中部、南部を中心に停電が長期化しました。まだまだ暑い日が続きます。台風が通過した9日以降、これらの地域では熱中症の搬送者が全国最多にのぼり、停電でエアコンが使えなかったことが原因とみられています。
先ごろ、千葉県の森田健作知事からの要請を受け、安倍総理が激甚災害に指定する方針を表明されました。首都圏では近年にない台風被害となり、行政の対応の遅れも指摘され批判も起きていますが、まずは目の前の被災に対し、関係機関が全力で復旧作業を行い、支援の輪を広げることが肝要です。
さて、今回の大停電が長期化した原因として、房総半島の丘陵地を中心に倒木が多く、現場に復旧作業に向かうことが大変難しくなったと地元や専門家からの指摘が相次いでいます。
(参照記事)
千葉大停電の遠因か。倒木処理の難しさと山武杉の悲劇を振り返る(田中淳夫) – Y!ニュース
昨年9月、台風21号の直撃で発生した大阪・関西の停電は、最大で168万件と今回の千葉の最大時の倍の規模でしたが、5日後には99%が復旧しました。
一方、直後に北海道胆振東部地震に端を発し、道内全域を襲った大停電は、道内最大の火力発電所が震源近くにあり、運転を停止。もともと本州からの送

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