Amazonは、画面付きスマートスピーカーのEcho Showに、視覚障害者向けの新機能を追加した。ユーザーが台所にある物体をAlexaのカメラに向けると、それがなにかを教えてくれる。画像認識と機械学習の技術を組み合わせてEcho Showの見たものを識別するのだ。
Echo ShowはAlexa搭載スマートスピーカーのひとつで、キッチンに置いて使うことを想定している。タイマーを設定したりやレシピビデオを見たりできるほか、料理をしながら音楽やテレビも楽しめる。
しかし、目の不自由なユーザーのために、Echo Showは新しい役割を果たすことになる。台所に置かれた品物の中でも、缶や箱に入った食品、スパイスなどのように触れただけでは区別が容易でないものの識別を手伝うことだ。
この機能を利用するには、「Alexa, what am I holding?」「Alexa, what’s in my hand?」(Alexa、私が持っているものはなに?)などと言うだけでいい。するとAlexaは、カメラの前に物体を置くように言葉と効果音で指示を与える。
Amazonによると、この機能は視覚障害をもつAmazon社員と共同開発した。その一人である主任アクセシビリティ・エンジニアのJosh Miele(ジョッシュ・ミーレ)氏は、開発過程で全盲および弱視の利用者からフィードバックを集めた。
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