バブルとその崩壊を人生の中で何度か身近で経験しながら「次は何バブル?」と注意深く見続けてきました。明らかにマネーのアロケーションがいびつで金持ちにそのお金が集中しすぎています。理由は過度な資本主義の代表的悪役である資本家がインキュベーション中(孵化中)のヨチヨチ企業を大枚をはたいて根こそぎ買収してしまうからです。
かっちゃん/写真AC(編集部引用)
なぜ東大生は官僚よりも起業家を目指すのか、といえば東大卒というブランドを持つ創業者の事業を「お金がすべて」と思っている投資家が過度なバリュエーションで市場価値の5倍、10倍ですら「これでも安い買い物」と信じているからでしょう。そこにはちょっと話題になった会社への無理な過信を伴います。
私の周りにうまくExitした起業家が中途半端な小金をもって「次の投資先」をワインをくるくる回しながら探しているのです。この兆候は昨日今日に始まったわけではなく、2000年代初頭のネットバブルの際に「偉くなりたいならアメリカのMBAをとろう」というブームがあった頃に端を発しています。
当時、話題になった堀江貴文氏や村上世彰氏が東大というブランドを持っていた(堀江氏は卒業していないが)ことから大学には戻れないけれどMBAなら今からでも取れる、という後押しがあったことも否定できません。
その間に大きく育ったのが三木谷浩史、孫正義両名で今や買収して寡占の市場を突き
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弾けるのか、投資バブル
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