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ベンチャー企業と上場企業で違う!? 事業買収における評価方法

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最近はM&Aが一般的になり、東京にいると、IPOを目指す企業への出資までも、M&Aと総称して言われるほど盛んになってきました。
ベンチャー企業も事業承継と同じ範疇でM&Aを出口にすることが主な選択肢になってきていて、IPOだけが出口だと決めつけていた日本では非常に良い傾向と言えるでしょう。
また、メディアを最近騒がせている、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの動向も、賛否両論はありますが良い流れを作っていると私は感じます。
IPOだけにこだわらずファンドに大口の出資を仰いで資金を調達し、資金調達だけを目的にしないIPOを目指す、という落ち着いた意思決定をおこなう環境が形成されてきています。
事業価値をはかる企業価値評価とは?
IPOやファンドなどへの売却、事業や企業の買収、企業への出資、これらには必ずその事業や企業の評価が伴います。
事業や企業の業績、将来性が反映されたものがないと、お金を出す側や出してもらう側の共通の尺度がないことになり、双方にとって納得のいく経済合理的な判断ができなくなるからです。
既に株式を公開している企業は、証券取引市場において公表される株価が企業価値の算定基礎となります。
しかし、IPOしていない企業の企業価値評価や、ある企業の一事業となると、取引市場が存在しておらず、IPOしている企業の公表株価に代わる適当な価値算定指標が存在しま

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