福島原発の「処理水は海洋放出するしかない」とした原田前環境大臣の発言を、新環境大臣の小泉進次郎氏が就任会見で漁業関係者に詫びた。が、新大臣は海洋放出を否定するか。この問題ではトリチウムを含む処理水の安全性の問題と共に海洋への放出方法に関しても議論がある。
福島第1原発のALPS処理水タンク(経済産業省・資源エネルギー庁サイトより:編集部)
放射能汚染水を処理した水(以下、処理水)の安全性は、アゴラに掲載された経産省資料によっても問題ないことは明らかだ。どこの国でも海に流しているし、福島の憂慮をIAEAに訴え出た韓国などは、その何倍ものトリチウム濃度の処理水を海に流している。
福島の処理水は11年4月に一部放出されただけで、今や100万トンを超えた。これには原子力規制委更田委員長も「希釈して海洋放出が現実的に取り得る唯一の手段」、「いまだに決定がなされないことを憤っている」と述べた。が、風評被害を懸念する被災地の漁業関係者への配慮が背景にある。
そして先週、月刊誌の名物編集長とその助手?が週刊誌記事を批評するネット番組で、福島の処理水について、「船で遠くの沖へ持っていって捨てれば良いと思うのに、どうしてそうしないのか不思議だ」といった趣旨の話をお二人がなさり、けっこう盛り上がっていた。
筆者も数年前にお二人と同じように考えて少し調べたことがあった。結果は、放出できるとしてもそれは陸か
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福島原発処理水の船舶による海洋投棄はできるか
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