グーグルやアマゾンのようなテクノロジーの巨人が、自身のビジネスの成長のために多数の人工知能アプリケーション開発に向け投資している一方で、あるスタートアップがテクノロジービジネスを本業としない会社のAI導入を支援するために巨額の資金調達を行った。
Element AIは、幅広いネットワークを有する資金潤沢なカナダのスタートアップだ。人工知能ソリューションの開発と実装を支援するためのAIシステムインテグレーターで、機械学習、ニューラルネットワークベースのソリューション、画像認識の分野における「アクセンチュア」だといえるだろう。本日(カナダ時間9月13日)、2億カナダドル(約163億円)の調達を発表した。調達した資金は、新しいAIソリューションなどの研究開発や製品化に使う予定だ。
「AIの実用化は現在、業界で最も困難な課題だ。プルーフ・オブ・コンセプト(実現可能性が検証された新しい理論や概念)を研究室から取り出し、戦略的に企業のビジネスに組み入れ、実際のビジネスインパクトを生み出すことに成功している企業はほとんどない」とElement AIのCEOであるJean-François Gagné(ジャン・フランソワ・ガネー)氏は言う。「このような課題をよく理解している新しい出資者と協力し、AIソリューションを市場に投入する際にお互いの専門知識を活用できることを嬉しく思う」。
同社は資金調達の
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