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香港「条例改正案」撤回も抗議デモが終わらない理由

経済ニュース
林鄭月娥行政長官は4日、「逃亡犯条例」改正案の正式撤回を発表した。政府の行動についても調査すると述べ、抗議デモ参加者に対する警察の対応を検証することを併せて約束した。しかし一部のデモ参加者に対する暴動罪での起訴取り下げなど他の要求は受け入れられないと言明した。
抗議側のリーダーの一人黄之鋒はすぐ「余りに小さく、余りに遅い」と反応した。抗議デモは収まりそうにないが、香港デモを報じた3日のNHK「クローズアップ現代」にそのヒントがある。若者に容赦なく警棒を振り下ろす警察の暴力性にも驚くが、逮捕を恐れて多くのデモ参加者が取材に応じないというのだ。
黄之鋒氏FB、林鄭月娥行政長官FBより:編集部
海外に香港の窮状を訴えたいのはやまやまだろう。が、200万人にも及ぶデモ参加者の内、今や1000人を超えたといわれる逮捕者の一人になりたくない気持ちは十二分に理解できる。名の知れた黄之鋒や周庭を直ぐに釈放したのは演出だ。名もない多くの逮捕者が酷い扱いを受けていないかと胸が痛む。
抗議側の「5大要求」は、①逃亡犯条例改正案の完全撤回、②市民活動を「暴動」とする政府見解撤回、③デモ参加者の逮捕・起訴の中止、④警察の暴力的制圧の責任追及と外部調査実施、⑤民主的選挙実現だ。が、今回は①と④が譲られたに過ぎない。⑤は最終目標としても、②と③は200万人の中から新たな逮捕者を出さないためにも断固譲れまい。

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