建物の外側は汚くなりがちだ。壁に汚れがついてくるし、窓はくすんでくる。クモの巣だらけにもなってくる。特に湿度の高い場所に住んでいる場合には、カビで外壁が科学実験中のように見え始めかねない。
高い建物では、それらを全てこすり落とすためには、高所作業車を使ったり作業足場を組んだり、もしくは吊り下げ器具を使って作業員を建物の外に吊り下げたりすることになる。事前準備も大変だし、転落や負傷の可能性も高い。だがノースカロライナ州から登場した新会社Lucidのアプローチは異なる。ドローンを利用するのだ。
高圧洗浄ではなく、彼らのドローンは建物を「柔らか洗浄」する。対象は個人の家でも、オフィスビルでも、あるいは大学の図書館でも構わない。同社によればレンガや石灰石の表面で働き、生分解性のある洗浄液を吹き付けることで洗浄が行われるのだという。オペレーターは現場に着くと、ドローンを取り出して電源を入れて、次に作業トラックの荷台に載せられたタンクに接続する。タンクとドローンは常時ホースで接続されていて、大部分の重量を地上に残しながら低圧スプレー装置へと洗浄液を送り込んでいる。オペレーターは、リモートコントロールを使ってドローンを制御する。
現在、ドローンはバッテリーで駆動されているが、Lucidは将来的には、有線による電力供給をデザインに取り込む予定だ。同社によれば、ドローンは現在、高さ120フィート(約
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