フォルクスワーゲン(Volkswagen、VW)の電動ID Buggyコンセプトは愉快で、朗らかで、頑丈で、そしてなんとも微笑ましいものだ。陽射しや砂丘にぴったりの車で、ビーチでタイヤがはまってしまうことも少なそうだ。
そのため、この全電動バギーカーのプロトタイプにカリフォルニア州モントレーのスパニッシュ・ベイ近くの海岸で試乗したとき、悲しくなってしまった。結局、ID Buggyはコンセプトにすぎないのだ。現実のものとなることを意図されていない。少なくとも今のところは。
それでもID Buggyが生産される可能性はまだある。TechCrunchが把握しているところでは、VWはこのバギーカーを生産するために「少なくとも1社」とすでに協議している。
3月に開かれた第89回ジュネーブ国際モーターショーでのID BuggyコンセプトのグローバルデビューはVWの電動化の予想図を示し、モジュラー電動ドライブツールキットキャシーまたはMEBの多能さを宣伝するねらいがあった。2016年に発表されたMEBはフレキシブルなモジュラーシステムだ。VWが言うには、より効率的で費用対効果が高い電動車両を生産するための共通パーツの基盤となる。
このMEBプラットフォームを活用した最初の車両はIDブランドで展開される見込みだが、MEBはSkodaやSeatといったVWグループの他のブランドの電動車両にも活用する
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