横浜市がカジノなどを含むIR=統合型リゾートの誘致を正式に表明しました。しかし、「白紙」から一転、誘致表明に転じた市長に、市民が激しく反発しています。
JNNニュース(8月23日)より
中野サンプラザ解体の件を彷彿とさせる
横浜市は神奈川県東部に位置する神奈川最大の都市です。市区町村では唯一法定人口が300万人を超えています。しかし、財政は切迫し、高齢者の増加にともなう社会保障費の増加が深刻な問題を引き起こしています。
福祉と医療費の増加はとどまるところをしりません。生活保護を求める人が多いことに加えて、医療費が免除されることからさらに増えていきます。皮肉なことに高福祉の実現が福祉医療関連費用の増大を引き起こし、財政をさらに切迫させているのです。
前回の選挙はどうだったのでしょうか?カジノ誘致に関しては各種調査により反対が7割近くになることが明らかになっていました。選挙戦では白紙を明言しています。自公の支持と連合の一部、菅官房長官の後ろ盾によって3選を果たしました。
中野サンプラザ(写真AC:編集部)
筆者が今回の件で思い出したのは、昨年6月に実施された中野区長選です。中野区長選は、中野サンプラザの解体問題が争点でした。解体を主張していた田中大輔氏(前区長)が敗れ、計画の全面見直しを訴えた酒井直人氏が当選します。ところが3カ月後、酒井区長はサンプラザの解体を進めると発表したのです。
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横浜・林市長の白紙は撤回なの?伝わりにくい政治家の言葉
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