民間月面探査機のミッションを目指している民間企業の1社がその計画のスケジュールを変更したが、その任務の重要さを考えれば、驚くようなことではない。日本初のスタートアップのispaceは、2021年の初めての月面着陸と、2023年のローバー(探査車)による月面探査を予定しているのだ。
ispaceの「HAKUTO-R」プログラムは、当初は2020年にペイロードと搭載しない技術実証目的の月周回衛星を送る予定だったが、かわりに2021年までに商用顧客の実際のペイロードを届けることに注力することとなった。
同社によると、この変更の目的は世界市場で商業打ち上げサービスとペイロード輸送が加速したことが理由で、これには月に荷物を輸送する民間企業を支援するNASAのCommercial Lunar Payload Servicesプログラムも含まれる。
ispace自身はNASAのプログラムの第1ラウンドの9社には含まれていないが、同社は米NPOのDraperを支援するという形で支援している。Draperとispaceの協力は、ispaceの2020年の月周回衛星計画の発表の後に実現したもので、この新しい協力の優先度を考えれば、計画の変更は理にかなっている。
HAKUTO-Rは初めのミッションでSpaceX(スペースX)のFalcon 9を使用し、同社はまたJAXAやスズキ、住友商業、小学館、シチズ
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