池田信夫・アゴラ研究所所長の「日本はなぜ慰安婦問題で韓国に敗北したのか」(アゴラ2019年8月19日)を拝読し、プロパガンダ戦敗戦の経緯を正しく知った。特に次の一文は重い警句と受け止めた。
残念ながら慰安婦問題の敗北を取り返すことは不可能に近いが、その教訓に学んで徴用工問題でそれを繰り返さないことは可能だ。特に国際世論を味方につける上で大事なのは、アメリカのメディアだ。彼らは日韓の歴史問題なんて興味がないが、「女性の人権」は見出しになる。大事なのは論理ではなく、性奴隷のようなキャッチフレーズだ。(上記の論考より抜粋、太字は筆者)
そこで、早速“SEX SLAVE”(性奴隷)というキャッチフレーズの使用状況を調べた。
Wikipediaより:編集部
ニューヨーク・タイムズでは頻出
The New York Times(NYT)のウェブサイト上にある記事検索機能を使い、「sex slave japan」の3つのキーワードで検索をかけると、721件の結果が表示される。ただし、中身をじっくり閲覧すると重複が非常に多いので、実際は400~500本くらいの記事数だと考えられる。大量である。
観測された記事は1992年から2019年までの27年8カ月にわたる。記事数を400本と仮定すると、年間平均約14本の記事に当該キャッチフレーズが使用されていることになる。毎月1回以上である。
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