海外中国メディア「大紀元」からニュースレターが配信されてきた。その中で興味深いニュースがあったのでそのニュースを紹介しながら、コラムを始めたい。タイトルは「被害者意識から抜け出して」。米保守派のコメンテーター、米国黒人女性のキャンディス・オーウェンズさんの話だ。
▲南北融和路線を一直線に走る文在寅大統領(2019年6月20日、韓国大統領府公式サイトから)
オーウェンズさんは米民主党を「彼らは黒人、女性、マイノリティー、LGBT(性的少数派)の人々に被害者意識を植え付けている。そして彼らが自立することを阻止し、全ては政府が悪い。あなた方は被害者だと繰り返し主張している。一般的に、左翼の世界観は被害者意識である。この意識を何世代にもわたって植えつけられた黒人は、なかなかそこから抜け出せない」という。彼女自身も、数年前まではリベラルで民主党派だったという。
被害者意識に伴うのは怒りや恨みだ。しかし、オーウェンズさんにとって成功の秘訣とは勤勉に働き、家族を大事にすることであって、怒りではない。「これは、あらゆる人種に共通する価値観である。アメリカに移住した日本人が、かつて過酷な差別を受けながらも他の移民に比べて比較的豊かだったのは、よい価値観に基づいた生活と自助努力があったからだ」という内容は正論だろう。
彼女の主張を聞いていると、どこかの国を思い出してしまった。隣国・韓国だ。韓国の為政者
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被害者意識、自己憐憫、そして反日
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