バンクーバーで28年もビジネスをし続けていれば「ビジネスの体感温度」は案外感じやすいものです。北米は景気がいいのか、悪いのか、このあたりをカナダを中心に私の感じる肌温度で考えてみたいと思います。
バンクーバー市街地(longzijun/flickr:編集部)
マリーナの世界から
私の会社で所有、管理するマリーナ。今年の夏はボートが動かない、これが一つ目の体感温度です。この業界、ボートオーナーが数週間から月単位で外洋に出ることもあり、空いたボートの停泊場所を短期のビジターに「また貸し」し、その収益をそこを借りているボートオーナーとシェアする仕組みになっています。
ところが今年は長期どころか短期で出かけるボートオーナーすら少なく、マリーナに行けばボートオーナーたちが動かないボートを囲むようにたむろして酒を飲んでいます。完全な社交場であります。最低でも数千万円、中には数億円するボートのそれらのオーナーが気にしているのは案外、船を動かす燃料費だったりするのです。当地の燃料費は北米で最も高く、燃料をバク食いするクルーザーのオーナーにとって燃料費高騰は航海に出るには気のりしないということでしょうか?高級クルーザーと燃料費の関係は全く論理性がないのですが、高額所得者ほどこんなことが気になる傾向はあり、心理的影響は否定できないかもしれません。
不動産の世界から
不動産が高いのもバンクーバーの象徴で
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カナダ経済に見る体感温度
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