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「図に乗るなよ若造!」と思いつつも、トランプが金正恩に寛容な理由

経済ニュース
12日の産経新聞「環球異見」は「北ミサイル連射 韓国紙『米韓の放任が許した北の横暴』 ワシントン・ポスト『崩壊した近隣への脅威縮小論』」との少々長い見出しの記事を載せた。米韓首脳が北朝鮮を増長させたと東亜日報が批判し、米紙もトランプと金正恩との「個人的外交」の危うさを指摘したと書いてある。
Gage Skidmore/flickr、朝鮮中央通信より:編集部
北朝鮮が7月下旬以降、国連安保理決議に違反して5度も短距離弾道ミサイルを発射しているのに、トランプは「短距離なら脅威にならない」と問題にせず、日韓の対応も抑制的であることを批判する内容だ。韓国紙はNSCさえ開かない青瓦台に不満を募らせているし、日本ではまたぞろ「日本置き去り論」の再燃だ。
北朝鮮の相次ぐミサイル発射実験は、英独仏が即座に国連の制裁決議違反だと非難した通り、明らかに国連安全保障理事会の制裁決議に違反する暴挙だ。トランプが意に介そうが介すまいが、国連は制裁を強化すべきだし、日本も独自制裁を強めるべきなのは論を俟たない。慣れっこになることは許されない。
だが、筆者はこの北のミサイル連発に対する日米韓政府の対応の相違にはそれぞれ異なる思惑があり、詰まるところ調子に乗り過ぎて最後に痛い目を見るのは北朝鮮と従北文政権に違いない、と考えている。
思い出すべきは2年前の秋の状況だ。「鼻血作戦」や「斬首作戦」などと称し、米国がいつ

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