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けっこう親日的だった金大中の再評価をしたい

経済ニュース
文在寅大統領のお粗末な外交は1%の正義もないから、少なくとも実質的には、一歩も下がるべきでないと思う。
ただ、少し気になるのは、韓国の大統領が現与党の路線に近いもの、それを革新というのか、リベラルというのか、親北というのかいい言葉がないので、現与党系といっておくが、そういう政権のときには常に日本とよろしくないのであって、文在寅だけではないととられるのもあまりよろしくない。
振り返ってみると、朴正熙、全斗煥、盧泰愚という軍人系政権のときは別として、そのあといちばん良い関係だったのは、金大中時代である。
2000年9月23日、熱海で金大中大統領を出迎え、握手する森首相(当時):官邸サイトより
金大中(在任:1998年〜2003年)は、1971年の大統領選挙で朴正煕に敗れて以来、朴大統領の政敵として扱われていた。そして、東京から拉致された金大中事件や全斗煥政権下での光州事件と関連した死刑判決など左派の代表的な政治家として位置づけられた。
大統領になったのは、金泳三大統領が経済政策で行き詰まりIMF管理下に置かれたときであったので、左派的な経済政策はとりえず、その意味ではやや皮肉だが良いタイミングでの大統領就任だった。
大統領選挙では、朴正煕の右腕だった金鍾泌と手を結んだので、朴正煕政権をはじめ軍人大統領の時代について過度に厳しい姿勢もとりえなかった。
そして、どこまでが金大中の功績といえ

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