SpaceX(スペースX)は今週、延期されていたCRS-18ミッションの打ち上げの後、米国時間7月25日の夜にはStarHopperのプロトタイプの初となる地上に係留されていない状態での低高度飛行に成功した。なお、今週には同プロトタイプ機体は打ち上げテストに失敗していた。
このテストでは、StarHopperは高度20mに到達し、わずかに動き回り自身をナビゲートした。その後StarHopperは予定どおりに着陸したことで、SpaceXのチームが意図した通りのテスト結果であったことを示唆している。
Starhopper flight successful. Water towers *can* fly haha!!
— e^ (@elonmusk) July 26, 2019
StarHopperは再使用可能な宇宙船ことStarshipの実物大の建設に先立ち、SpaceXが新しいRaptorエンジンの重要な準備試験を実施するのを支援するために設計された、小型版のテスト機である。そしてStarshipはSpaceXが開発中の次期ロケットで、完全に再使用が可能(現在のロケットは部分的にしか再使用や再打ち上げができない)となり、SpaceXでCEOをつとめるイーロン・マスク氏によれば、最終的には搭乗員と荷物の火星への輸送や、さらには同社のミッションのすべてを置き換える予定だ
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