バーチャルリアリティ(VR)のテクノロジーは、ゲームやエンタメ業界を中心に普及してきているが、手堅く収益化できる分野としては、職域トレーニングの市場がある。仕事の現場や、作業手順を仮想的に体験できるようにすることで、新人研修や現役スタッフのスキルアップに役立てることができる。その中でも、医療や介護分野でのVR研修に対するニーズは高い。
2014年設立の株式会社ジョリーグッド(東京都中央区)は、医療、介護福祉、障害者施設などの、スタッフ研修用のVRシステムを開発、販売している。
医療業界向けの「医療研修VR」は、執刀医や器械出し看護師など手術スタッフの目線で、手術室と同じ体験ができるVRシステムで、全国の医療機関、医療機器メーカー、学会などに導入されている。手術室に複数台設置した360度カメラにより、執刀医や助手など複数の視点から撮影された映像は、離れた場所にいる医療関係者にも配信できるようになっている。
Source: 起業3
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