写真共有アプリのSnapchatで知られるSnap(スナップ)はニューヨーク証券取引所でもはや笑い者ではない。最新のユーザー数の増加と四半期決算の内容を受け、Snapの株価は水曜日、18.68%アップの17.60ドルで引けた。終値がIPO価格の17ドルを上回ったのは昨年3月以来のことだ。
Snapの株式公開はかなり期待され、2017年3月の上場初日、株価は44%上昇した。しかし、上場後初の決算で、ユーザー数の成長が減速したことが明らかになり(その後しばらく低迷することになる)、Snapの株価はすぐさま急落した。株価がデビュー価格17ドルを下回ったのはわずか数か月後のことで、2018年の初めにはデビュー価格を上回ったりもしたが、12月末には4.82ドルにまで下がった。
Snapが昨日発表した2019年第2四半期決算は、急激に投資家に見放されてここ数カ月、幹部やエンジニアの確保に苦しんでいるとされる同社にとってターニングポイントになるかもしれない。第2四半期の決算ではSnapの経営陣は、デイリーアクティブユーザー数が前年同期比1300万増え、18〜24歳のユーザー数で盛り返したと強調した。
そうした成長を維持できるかどうかは、直近の四半期だけで700〜900万の新規ユーザー獲得につながったARレンズのような、プラットフォームにユーザーを呼び込めるヒットを続けて出せるかにかかっている。
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