ヨーロッパの2つの大学の研究者たちが、匿名化されたデータセットから、たった15のデモグラフィック属性から99.98%の精度で個人を再識別できるとされる方法を公表した。
個人情報の複雑なデータセットは、情報サンプル(サブセット)を分離するといった今の匿名化方式では再特定を防げないことを、彼らのモデルは示唆している。
つまり、匿名化して公開された大きなデータセットで、厳格なアクセス制限なくして再特定に対して安全なものはひとつもないということだ。
「私たちの研究が示しているのは、大量にサンプリングされた匿名化データセットであっても、GDPR(EU一般データ保護規則)に明記された最新の基準を満たせず、公開したらそれっきりという非特定化モデルによる匿名化の技術的、法的な妥当性を著しく阻害します」と、インペリアル・カレッジ・ロンドンとベルギーのルーヴァン・カトリック大学の研究者たちは、Nature Communicationsに掲載された論文の要約の中に書いている。
当然ながら今回の研究は、データの匿名化を元に戻せることを初めて証明したものではない。この論文に関わった研究者の一人、インペリアル・カレッジ・ロンドンのイブ=アレキサンダー・デ・モントイ(Yves-Alexandre de Montjoye)氏は、これ以前の研究でも、たとえば、クレジットカードのメタデータから、わずか4つの情報の断片
スポンサーリンク
データの匿名化はウソだと欧州の研究者グループが解明
最近の投稿
- 偽の副業紹介サイトによる13億円詐欺事件 22人を再逮捕 警視庁 – テレ朝news
- 【三宅香帆×安達裕哉】頭のいい人だけが「読書」しながら考えていること!<動画配信> – 頭のいい人が話す前に考えていること
- 「介護が必要だけど、老人ホームは嫌だ」→施設に入りたくない理由の第1位とは? – ぶっちゃけ相続 お金の不安が消えるエンディングノート
- コーチングスキルの本質:真にクライアントを支えるために必要な視点
- Google Gemini’s Imagen 3 lets players design their own chess pieces
- 読売新聞、新たな株価指数を3月立ち上げへ – The Wall Street Journal発
- This Week in AI: AI gets creative in the kitchen
- 令和の虎528人目「一事業主に一秘書を当たり前の世の中にしたい」レポート
- 新しいベーシックインカム構想~寄付と共創から芽生える持続可能なwinwinの関係性~幸福度UP&貧困と貧困にかかわる諸問題を軽くするための取り組みに向けて⑨~ベーシックインカムは甘えなのか?
- 現代飲食市場で勝ち抜く:料理の現場から見る、労働人口減少のリアル『現状と課題』
コメント