細かくみれば定義はさまざだろうが、クラウドが専用機やパソコンとならぶゲームの重要なジャンルとなっていくことは間違いない。しかし株主総会の質疑からすると任天堂フェローの宮本茂氏は流行に慌てて飛び乗るつもりはないようだ。
任天堂の年次株主総会で宮本氏他の経営陣は同社が直面するさまざまな課題について説明した。任天堂は一部からクラウド化ヘの取り組みは遅すぎるのではないかと批判されていた。実際、ソニーとMicrosoft(マイクロソフト)は(驚いたことに)チームを組んで、AzureクラウドをベースにGoogle(グーグル)やNvidia(エヌビディア)などとストリーミングゲームで真っ向から激突する勢いだ。しかし任天堂はストリーミングゲームに進出する計画は当面ないとしていた。
GamesIndustry.bizによれば、宮本氏は「クラウド化に乗り遅れている」という批判にまった動じず、次のように述べた。
任天堂ならではのエンターテインメント体験を提供するためにさまざまなテクノロジー環境を利用していくことことが重要だと考えている。任天堂は仮想現実にしろクラウド化にしろトレンドに遅れているとは考えていない。われわれは実際にプロダクトをリリースするまではそれについて語らないので遅れているように見える場合もあるかもしれない。
こうした発言から任天堂がクラウド化に関しても準備をしていることはうかがえたが、
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