テレビとスマホ、家庭内でどう使い分けてる?先端調査手法で見えた生活者の「無意識」
ビデオリサーチのひと研究所と電通メディアイノベーションラボは、テレビやスマートフォンでの映像視聴に関する共同調査プロジェクトを2018年に行いました。
ウェブ電通報でも何度か紹介している「一周まわってテレビ」(一周してテレビ、一周してテレビ2.0)の、調査・仮説に基づいた最新のアップデートという位置づけです。本連載では、その成果を両社のプロジェクトメンバーから報告していきます。
「家でテレビ、外でスマホ」は、当てはまらない
第1回となる今回は、調査全体の狙いと、どのような調査を行ったのかというプロジェクトの枠組み、そして成果知見の一部をお伝えします。特に、テレビスクリーン/スマホスクリーンが生活者にどのように受容されているのかを見ていきます。
まず、本稿を読むに当たって共有していただきたい前提があります。それは、「実はスマホは、家庭外より家庭内での利用が多い」ということです。今回の集計に基づけば、宅内でのスマホの利用は39.4分と、宅外の9.5分の約4倍にもなります。なお、ノートPCやタブレットを含めると、宅内70分、宅外14.75分となります。
12~69歳の個人全体について、各デバイスで、ネット、SNS、動画、メールを利用する時間を集計。ビデオリサーチ社 MCR/exデータ(2018年前半・東京地区)より、電通メディアイノベ
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