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山田崇さん「日本一おかしな公務員」

経済ニュース
「井上さーん」。永田町で食事をしていると、大きく手を振られた。
ナンパ師としても有名な長野県塩尻市役所の山田崇さん。とにかく人懐っこい方だ。
「えんぱーく」「nanoda」「MICHIKARA」など公私でさまざまなプロジェクトを実現する。
その秘訣は、PDCAではなく、まずは小さくdo、そしてAはApogize(謝る)。目的を持たずにとにかく何かを始めてみる。すると、予想もしない受け止め方をする人が現れ、予想もしない使われ方をするという。
学生時代は麻雀やナンパなどの遊びを徹底、そうした場でも合理性を追求するのが面白い。そして、それが今の働き方・生き方にも通じている。
勤務時間は1週40時間だが、それ以外の時間は128時間もある。128時間で小さなdoをすればいい。小さなdoがいずれ40時間の勤務時間にも還元されるという。
山田さんの活動が注目されると、塩尻市の取組を真似する自治体も少なくない。
しかし、さまざま企業と連携し、塩尻市のリアルな課題に触れ、解決へと導く「TURE-TECH(ツレテク)」など目立つ事例だけを真似しても、なかなか成功しない。
自治体は地域独占だから、真似は大いにけっこうなのだが、本当に真似すべきは、それまでの「nanoda」などの関係性・コミュニティづくり。地域の寛容性を育むことだ。
『日本一おかしな公務員』では、これまでの山田さんの活動の軌跡を追うこと

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