株式市場へ上場するための上場準備には、膨大な時間がかかります。
本記事では、準備が完了するまでのスケジュールや、監査の際に指摘されがちなポイントについて解説します。
上場にあたってなぜ準備が必要か
上場申請をするまでには、上場準備作業で通常は数年を費やさなければなりません。
さらに、申請直前の2年間の財務諸表について公認会計士または監査法人の会計監査を受け、監査証明も必要です。
この会計監査を問題なく通過するためには、事前に内部の体制を整えておく必要があります。しっかり準備をしていないと、いざ監査が入った際に問題が見つかり、土壇場で多大な時間と労力をかけて対応する必要が生じてしまいます。
上場準備に向けて必要な作業
まずは、上場するという意志を固めます。
そして、従来よりも高い社内規律と社会的責任を問われることになる「上場企業」となることへの従業員の意識を整えます。
次に、上場準備プロジェクトチームを立ち上げます。プロジェクトチームは証券会社や監査法人の対応窓口や社内管理体制の整備、必要書類の作成など上場準備全般を手掛けます。
その後、主幹事証券会社および監査法人の選定を行います。特に主幹事証券会社とは、上場後も密接な関わり合いを持つ最重要パートナーとなりますので、実績などをよく考慮して注意深く選定します。
上場準備までのスケジュール
上場までのスケジュールをご紹介します
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