ベンチャー企業にとって事業資金調達は大きな課題です。
10年ほど前は、事業資金調達といえば金融機関の融資でしたが、最近では、ベンチャー企業が資金を得るためにベンチャーキャピタルを利用したとの情報をよく目にします。
ベンチャーキャピタルとはどのような仕組みでしょうか? また、同じようにファンドやインキュベーターという言葉もよく聞きますが、ベンチャーキャピタルとどのような関係があるのでしょうか?
本記事では、ベンチャー企業に関連するベンチャーキャピタルの役割と仕組み、ファンドとの違い、インキュベーターとの違いとは何かを解説します。
ベンチャーキャピタルとは
ベンチャーキャピタルとは、将来的に大きく成長しそうなベンチャー企業などの未上場企業に対して資金提供(株式投資)を行う、投資組合や個人投資家を指します。
彼らは、ベンチャー企業の上場後に株式や会社を売却することで、出資額の回収と同時に、利益を得ることを目的としています。
ベンチャーキャピタルの仕組み
ベンチャーキャピタルはベンチャー企業に投資する資金が必要です。
資金調達と運営の仕方により、2種類のタイプに分かれます。
1.自己資金で運営
個人投資家が自身の財産や銀行から借りた資金を元に、「成長しそうだな」という判断や、「事業に社会的な意義があるから応援したいな」という意思によりベンチャー企業投資を行うことで運営されています。
投資に
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