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日中関係は「友好」ではなく「共存」で ~ 共通点より相違点

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圧倒的存在は無視できない
公共交通機関で「その筋」の人間と偶然、座席が隣合わせになったりした場合、機会を見て席を変えたりしてないだろうか。「暴力団員とはいえ何もしなければ大丈夫」「仮に衝突したとしても今の時代、報復はされないはずだ」などと思う人間は圧倒的少数派のはずである。圧倒的存在はただ存在するだけで他人の意識と行動を変える。
これは人間関係に限らない国家間でも同様である。そもそも国家は人間の集まりである。
今、我々日本人が無視できない、嫌でも意識してしまう「圧倒的存在」と言える国家は中国だろう。
中国がもはや超大国であることに異議を唱える者はいないだろう。軍事・経済双方での台頭は著しい。
習近平国家主席による駆逐艦「西寧」の観艦式(新華社、人民解放軍サイトより)
経済力ではアメリカを追い抜く可能性も指摘されており、その可能性があるからこそトランプ大統領は貿易面で中国への圧力を強化していると指摘される。
米中の貿易戦争の今後の動向はわからないが、米中関係が過度期にあることは間違いない。そしてこの両国の争いに日本が介入する余地はほとんどないように思われる。
今の日本で中国の存在感は極めて大きい。日常においても中国人の存在はもはや当然になっている。都会に行けば「中国人観光客」を見ない日はないし看板・標識と言った公共サインでも中国語表記は普通になっている。
英中韓3か国語との併記が一般

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