バチカン・ニュースが15日報じたところによると、欧州の代表的なローマ・カトリック教会のポーランドでエクソシストを養成するナショナル・センターを設立する計画だ。ポーランド司教会議総会でオポーレ教区のアンジェイ・ツザヤ(Andrzej Czaja)司教は「カトヴィツェで設置するセンターでは悪魔祓いの使命を受けた聖職者がその聖業を行うために準備する」と説明した。ちなみに、ポーランド出身のローマ法王、列聖したヨハネ・パウロ2世はエクソシストとして有名だった。
著名なエクソシストのアモルト神父の伝記の表紙
ポーランド教会はイタリア教会に次いで多い約120人のエクソシストと呼ばれる聖職者がいる。エクソシストは悪魔に憑かれた人、生き物、物体から悪霊を追い払う式を行い、対象を完全に清め、治癒するために奉仕する人々だ。ちなみに、エクソシストとはギリシャ語の「追い払う」という意味の言葉「 Exorkizein 」から由来している。
カトリック教義では、エクソシストは悪魔に憑かれた人間から悪魔を追放して下さいと神に祈る聖職者と受け取られている。イエス・キリストの名でも悪魔祓いができる。新約聖書の中に記述されているイエスの悪魔祓い(荒野の試練)はその代表的な例だ。
エクソシストは3点から成る。祈りと祝福、そして呪文だ。その簡易な形式は洗礼の儀式でも行われている。ただし、大エクソシズムと呼ばれる聖業は、19
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