米国土安全保障省のサイバーセキュティー部門であるCISAは、BlueKeep脆弱性を利用したハッキングの実験を行い、対象となるデバイスでリモートコード実行ができることを確認した。BlueKeepは旧版WindowsのRemote Desktop Protocol(RDP)のバグを利用した極めて危険な脆弱性だ。
現在、民間機関での研究ではBlueKeepを利用してDoS攻撃ができることが実証されている。つまり狙ったコンピュータをクラッシュさせてしまうわけだ。しかしBlueKeepはそれよりはるかに悪質なリモートコード実行に利用できることが確実だった。そうなれば2017年に世界を大混乱に陥れたWannaCryランサムウェアの再来となる。
CISA(Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)は6月17日に発した警告で、BlueKeepを利用してWindows 2000を搭載したコンピュータ上のコードを遠隔で実行できることを確認した。
Windows 2000はMicrosoft(マイクロソフト)が発表した脆弱性対策には含まれていないが、CISAの広報担当者によれば「我々は外部の関係者と協力してこの脆弱性を調査している」ということだ。TechCrunchはマイクロソフトにコメントを求めている。
リモートコード実行が可能なマルウェアはま
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